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渡邉郁夫
渡邉郁夫
仲良し(モーグリ&バルー)


お酒の守備範囲はALL。仏像鑑賞は奈良中心。音楽はブリティッシュ系。野鳥はかわせみ。特撮はウルトラQ、マン。落語は米朝。麺はマロニーであろうが広範囲に好きなアドマンです。
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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2019年02月25日

湊川の小さな居酒屋が全国ネットのニュースに出た、その理由とは?

大阪は湊川というディープエリアに居酒屋「にしかわ」があります。

このあたりは再開発され産経新聞社本社やタワーマンションも林立されていますが、道路幅も広いにも関わらず

人の姿は殆どないところです。

お店の南隣はあの「井岡ボクシングジム」がデーンと構えています。



以前から「にしかわ」の店は気になっていました。

門構えが昭和の居酒屋のたたずまい満載です。

間違いなく、美味しいだろうなぁ、と。




今回、少し遅い昼食を初めて「にしかわ」でとりました。

引き戸を開け店の中へ。


驚きました。


入った目の前には小型のTVカメラを構えたTVクルーがカメラを向けていました。

奥にも1人同じ型のカメラクルー、その奥にディレクターのおっさん。

ディレクターが私に向かって少し頭を下げています。






店員たちは私に何も言いません。(いいね、これが大阪やで)

店員はホール担当のおばちゃん1名、厨房はあばちゃん2名、首に小さなタトゥーを入れた若い男が1人。

お昼限定メニューに目をやります。

日替わり定食
とんかつ定食
唐揚げ定食などおよそ定食は10種以上と充実しています。

焼き魚と冷奴定食800円を注文、そのついでにおばちゃんに聞きました。

「TVの撮影?」

「そうやねん」

「ちちんぷいぷい?」

「東京のニュース番組みたいですわ。」


料理も満足なものでした。

ごはんのお替りも無料、しかも自分でおかわりするのがいい。





食事後にディレクターが歩み寄ってきましたので聞きました。

「東京の何の番組ですか?」

「スーパーJチャンネルです」


驚きました。


この湊川の昭和の居酒屋で名店でもないのに、なぜテレビ朝日系列の全国放送、

しかも夕方毎日放送する報道・情報番組。しかもテレ朝看板アナウンサー渡辺 宜嗣のあの番組です。

なぜなんだ?


ディレクターに聞きました。

「何のテーマですか?」

「定食を出すスピードが速い店ということで」

「じゃあ、この店以外にも数店舗撮影するんですね?」

「はい、全国廻っています。」


驚きました。


東京の制作費は関西より高いと聞いていましたが、まさかの時間と費用です。

そのテーマが

定食を出すスピードが早い店


お愛想(会計)したついでに、店のおばちゃんに何時間撮影してるのか聞きましたら、

「兄ちゃん、何言ってんの、昨日も来てるねんで」


また、驚きました。


1店舗で2日間をロケハン、撮影に充ててる。

私の知合いの関西の制作会社はサンテレビの深夜枠の番組の店舗撮影は1日で3店を撮影しています。


で、全国放送のこのコーナーのテーマ「定食を出すスピードの早い店」、ムムム、はて???

焼き魚と冷奴定食の出てきた時間は別に早くはなく、午後2時頃のアイドルタイムなのに少し遅いくらい。


またまた、驚きながら店を出ました。



追記
3月中旬放映予定だそうです。
鯖の焼き魚、白ご飯は美味しかったです。





  

Posted by 渡邉郁夫 at 10:30Comments(0)グルメ

2016年08月09日

長堀橋にとんでもなく安い食堂が!

昼飯だ。

地下鉄長堀橋を北西へ歩いて7分、南船場2丁目にそのお店はある。

引き戸をガラガラっと開けると外よりも暗い店内。

長~いカウンターとテーブルが3つ。

満席だ!近くのサラリーマン太郎でいっぱい。

カウンター上にはその日のサービス定食のネタのコロッケやオムレツや千きり大根などが所狭しに大皿で置かれている。

卵焼きとカツとウインナーが乗った弁当のおかずののような皿もある。

入り口右奥には大衆食堂お決まりの縦に長いガラス張りの冷蔵庫にもおかずの数々がある。

俺は「弁当のおかず皿」をもらう。


カウンターの中は大将、おばちゃんが3人!右端ライトの守備のお汁担当のおばちゃんが

「味噌汁、豚(トン)汁、カス汁、どれしますか?」

お~、同じ値段でなんと3汁が選べるとはカンドーもの。

日替わり定食がワンコインの価格だが、俺の頼んで弁当のおかず皿定食はなんと380円!!

ウソやろ!

いやほんとやった。

店を出ると夕立で、ビニール傘まで貸してくれた。

どこまで奉仕してるのか、このお店は。

お遍路コースに入れたいくらいだ。

みなさん、あまり言ってほしくない昭和の食堂でした。












  

Posted by 渡邉郁夫 at 12:58Comments(1)グルメ

2016年07月28日

断食の効能 ~中トロの逆襲~

2週間前、細菌性腸炎になり、今やっと回復した。

閉店間際の中トロのセール品がどうも犯人臭い。

発症夜中、トイレと布団の往復。

あまりひどいので翌朝病院へ。


医者が言った。

「今からあすの夜までポカリと抗生物質の薬で我慢してください。」


そこから断食が始まった。

なるほど、絶食の効能がわかる。

身体が軽い、テンションも高い。

五臓六腑が蘇生してる。


毎月、断食励行を考え中。(因みに浄土真宗ですが)


断食2日目の晩餐。固形物は禁物だ。
  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:30Comments(0)グルメ

2013年10月15日

じぇじぇのべーぜ

彼女の手作りのジェノベーゼが届いたので、早速作ってみた。

まずはじゃがいものジェノベーゼ和え。


小さくカットしたじゃがいもをレンジする。

ほんわか蒸されたおじゃがにマヨネーズ、粗挽き胡椒少々にジェノベーゼを適量

最後にカリカリに焼いた刻みベーコンを混ぜ合わせ出来上がり。



さてメインのパスタはシンプルにいきたいところだが、

冷蔵庫の野菜も減らしたいのでエビと野菜のジェノベーゼパスタにした。


これにいつもの焼酎かよ・・

ちょっと待て。

この間お店で飲みきれず、持ち帰った赤ワインが冷蔵庫にあるぞ。

この他、豚ロースやチキンのジェノベーゼ焼きも食してみた。

何を浸けてもうましだ!


ひとり、楽しいイタ飯の夜であった。


 
具は先にマヨネのホイル焼きをしたものをからめた


じゃがのジェノベ和え。シンプルにしてうまし


ナスとアスパラとエビのパスタ


これが秘密の素。絶品!



  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:18Comments(3)グルメ

2012年11月06日

大阪老舗格安店

巷はデフレで格安のお店が乱立してる。

280円均一の居酒屋や焼き鳥チェーン。

飲み放題も最近は2時間1,000円を切っている。

2杯の料金やで、しかし!

昨夜もキャッチされ「居酒屋お探しですか?当店すべて235円です」やて。

ついにここまできたか。



で、大阪にはリーマン以前から格安のお店は存在していた。

長堀橋の「大島」(残念ながら今はない)は20数年前のOPEN時の料金のままで、

ヒラメや鯛のお造りが280円。

相合い橋の「正宗屋」も夜専門だが、メニューは豊富で言わずもがな安い。

京橋の「もとや」もテレビでよく紹介されているからご存知の方も多いだろう。


少し遅い昼めしでここに入る。

この日の日替わり定食①はとんかつ定食で250円なり。

みそ汁を豚汁に変更はプラス50円、うどん・そばに変更はプラス100円ともうめちゃくちゃ。

②のさばの塩焼き定食は400円で冷やっこが付く。

③の鰹のたたきはなぜか取り合わせの悪いチキンカツとセットで450円。

向かいの大将は昼すぎなのにビールとお造りで一杯やってる。

ハマチ、サーモン、剣先イカのお造りがそれぞれ180円均一。

もうこれ、暴力だわ!



なに、味はどうかって?

この価格でっせ。

ミナまで言わせんなよ。



 この見栄えで250円!みそ汁の具もたくさん。

 ここは日本?間違うほどの価格帯。

 門構え。カンバンの紅色が誇らしい。

「正宗屋」のおでん。てんこ盛りは正に「くいだおれ」を象徴する。
  

Posted by 渡邉郁夫 at 19:27Comments(10)グルメ

2012年05月17日

イタリア人の日本食マナーとは?

女友達が今ニュージーランドに住んでる。
イタリア人の彼氏と同棲している。
彼氏は日本料理屋でバイトするなんともややこしいカップルだ。
その彼女からメールが届いた。
実に愉快な内容なので、許可の元、転載します。
笑ってください。



今日は、餃子を作った。
しかも、超おいしくできた。
ほんまにおいしかった。
イタリア人に餃子って・・・???
って、なるかと思うやろうけど、餃子、好きらしい。
レストランみたい!!
って、言うとった。
昨日は、酢豚。
これまた、
レストランみたい!!
って、言うとった。

そう、実は、うちのイタリア人、最近、イタリア人を止めたのか、
米を、やたらと欲するねん。
そして、もうパスタは食べやらん。
最近、パンすら食べやらん。

私は、毎日、米じゃなくても平気やから、最初の頃は、よくパスタをしてた。
でもさ、さすがイタリア人、パスタのソースには、すげーうるさいのよ。
『こんなもんは、パスタには入れない』
『そんなもん、パスタにいれたんか?何でやねん!』
って、指摘が入る。
たとえば、チキン。
『チキンは、絶対に、イタリアのパスタには入らない。あれは、オーストラリア人か、
ニュージーランド人か、パスタを知らん国のやつが始めたことや!』
と、絶対に、許さへんのよな。だから、もちろんやったことはない。
せやねんけど、日本の、たらこスパゲティーのたらこは、超好きでさ、
『TARAKO~TARAKO~』
って、超喜ぶ。一時期、狂ったように食べてやった。だから、今も緊急用としてある。
(最近は、パスタ食べやんから、ないけどな・・・
あ、ほんで、私がインスタントラーメンが嫌いってのもあるけど、
彼も絶対に食べへんねんな。だから、うちの保存食はたらこパスタやからな。)
そんなんやから、ほんまにパスタにこだわりがあるのか、ないのか意味分からん。
でも、たらこ以外で、イタリアのパスタの中に入ってないものを入れるのは、
許せないみたい。

でも、ある時から、買い物は私が好きなようにしてもよくなって、
って、言うよりも、スーパーの買い物が好きじゃないみたいで、
でも、私は、スーパー好きやから、私が勝手に献立考えて、
好きなようにするようになって、
それ以降、ご飯をちょくちょくしてたんよ。
まずは、やっぱり、日本食が食べたいっていうのと、
パスタのソースにレパートリーがあまりないから、思いつかんから。
だってさ、パスタのソースって、ほんま、レストランのメニューにあるやつ・・・・って
考えるしかないから、割と種類ないで・・・
何種類言えるよ??言うていってみ??
あ、そうそう、ほんで、うちには、イタリアのパパとママが送ってくれた、
イタリア料理の本があるねん。
写真付きのやつ。でもさ、いくら写真見てもさ、何が入ってるのか、どんな味付けなんか
一切、イメージできへんし、分からんからな。
かなり、それが、衝撃やった。
だってさ、私ら、まーまーイタリアン食べに行くやん??だから、メニュー見てるしさ、
分かったつもりやけどさ、本気のイタリア人食べてるものって、
まーまー意味分からんもん食べてるで。
すごい不思議やわ。
やたらと豆の料理多いしさ、何の野菜使ってるかも写真からでは分からんしさ。
そう考えると、日本の食べ物は、外国人から見たら、超不思議なものが、
もっとあるんやろと思う。
あ、そうそう、こっち来る時に、お土産に、わらびもち持ってきてん。
ほんで、出したら、あのプルプルするのがおかしいみたいで、
めっちゃ皿振りまくって、めちゃめちゃジロジロ眺めてたで。
食べるまでに、『これ、何?????』って、めっちゃ聞いてきとった。

で、話もどって、
でもさ、言ったっけ??
超一点食べするって話・・・
コース料理ばりに、一個ずつ食べるって話・・・
たとえば、献立は、
コロッケと、サラダと、味噌汁と、ごはんやったら、
まず、ひたすらコロッケばっかり食べて、
ほんで、サラダばっかり食べて、
白ごはんばっかり食べて、
ほんで、最後に味噌汁ばっか飲んで・・・・

って、もうさぁ、白ごはんばっか食べやるステージに来ると、それを見るのが辛くってさ・・・
だってさ、あれ、米食い人種でも、結構きついやん?
ひたすら、ごはんだけ食べるのって・・・・おかずなしで・・・・
私が、それできへんからさ・・・
もう、見てたら、ほんまにつらそうでさ、でも、超わらけてくるねんけどさ・・・
で、さすがにきついみたいで、
『醤油ないの??』
って言いだして、ごはんに醤油かけて食べるねん。
その発想すごない??
初めてそれを言い出した時、めちゃめちゃびっくりしてな。
おいおい、お前、まるで、かなりディープな日本人じゃねーか!!
と、相当おどろいた。
で、何で、その発想に至ったのかというのを聞いてみると、
本人は、お寿司のにぎりの魚を先に食べたつもりで食べてるらしいねんけどな、
それも、貧乏な家みたいでわらけるねんけどな、
でも、そうして食べるねん。
(あ、そうそう、外人は、寿司に酢が入ってるって気づいてないねん。
酢がはいってるから、寿司やって言うてるねんけど、それが分からんみたい。
なんでかって言うと、ドバーっと、しょうゆ付けたりするから気づいてないみたい。
そういう事もあって、外国の寿司は酢が、ほんまきいてないねん。
だから、寿司と思って食べて、がっくりする事が度々ある)
でもさ、やっぱし、その白ごはん食べてやるのを見るのが、
ほんまに、かわいそうになってきてな、
これは、私が、ご飯を欲してると思って、ご飯食べたいって言うてるんちゃうか・・・
と、思ってな。で、『パスタにしよか??』って言うけど、
『ご飯食べたい・・・ご飯の方がいい・・・』
って言いやんねん。
そこで、『ごはんと一緒に、おかずを食べたら、もっともっとおいしくなるから、
一点食べじゃなくて、まんべんなく食べたら??』
って言うけど、やっぱり、そこは、
『ご飯を口に入れるタイミングが分からん・・・』
って、言うからさ・・・・
『みそ汁も、一緒に飲むねんで。』
って言ったら、
『のど湧いてないから・・・』
って、言うねんな。
そういう意味で、味噌汁飲んでるんちゃうねんけどな・・・
って、思うけど、説明ができへん。

で、ある時、つゆだくの卵どんぶりをしたら、
超おいし~って、スプーンで、ごいごい食べたんよな。
それ見て、『あ、ごはんの上にのっかてたら、ごはんも一緒に食べるんや・・・』
と、思って、その後、
ごはんに、海老チリかけたったら、それも、ごはんと一緒に食べてるんよな。
で、気がついたんよな。
いつも、おかずは、個人個人に、お皿に盛って、ご飯は、お茶碗に個人個人入れて、
サラダは、大きいボウルに一つに盛って・・・ってしてたんよな。
だから、今度は、大皿に、ハンバーグと、サラダと、ごはんを全部一緒に盛って、
ハンバーグのソースは、ごはんにも少しかかる感じにしてみた。
ほんだら、ハンバーグと、ごはんを、一緒に食べるんよな。
そっから、大皿に全部乗せて、ちょいソースがかかる食べ物シリーズを続けてみてん。
もちろん、おかずは、ごはんにちょい乗せでな。
ほんだら、ごはんと、おかずを一緒に食べるようになってさ、
それを続けてたら、そのうち、サラダも間で食べるようになってさぁ。
ほんまに上手に食べれるようになったで。
だから、それ以降、ごはんだけひたすら食べるって修業みたいなことはなくなった。
ただ、やっぱし、私らは、ごはんの量とか、おかずの量とか、
考えながら、最後まで、両方食べれるように調節して食べるけど、
そこんとこが、うまく、調節できへん時があって、
御飯が余ったりする事はある。
だから、こないだは、久しぶりに、ちょっと残ったご飯にしょうゆかけとったわ。

なんかさ、その訓練っていうか、食べる練習っていうか、
それやってる間は、もちろん本人には、一切何も言わんと、
『お、食べてる、食べてる!!すごいすごい!!』
って、心の中で思ってるんよな。
なんか、見てるのがおもろくってさ。
日に日に成長するっていうかさ、なんか、自然の動物を観察してるっていうかさ、
保護した動物を自然に返す訓練してるみたいっていうかさ・・・実験してるっていうかさ・・
見てるのが、ほんまにおもろい。
でもさ、今でも、味噌汁とか、スープは、よー間に入れれやんみたいやな。
いっつも、一番最後に飲んでるわ。
だから、今日は、餃子死ぬほどと、スープやったけど、
餃子と、ごはんと、交互に上手に食べてやったわ。

ま、基本的に、私が作る、日本人の食べ物は、今のところ、全部好きみたい。
でも、肉じゃがは、あかんみたいやな・・・・
『なぁ?なんで、これ甘いの??何で、こんなに甘いの?』
って言うとった。
おかずが甘いのが理解できへんみたいやな。


今日は、食文化について。
長かったわ~
最近、豆腐を買えるとこが分かった。
売ってないねん。あの生のやつ・・
日曜日の朝市に行けば、中国人が売ってるらしい。
しかも、ここでは、それが一番うまいらしい。
中国人は、信用できへんけど、豆腐たべたい。
つまり、早起きをせなあかんと言う事やねんな。
できるかどうか・・・

 その彼が北斎のこの春画が好きだ
  

Posted by 渡邉郁夫 at 11:50Comments(2)グルメ

2012年02月20日

絶滅危惧食堂

昭和30年代生まれの男衆は大衆食堂が大好きだ。

都会ではほぼ絶滅危惧種の大衆食堂だが、梅田には大栄食堂と三国屋食堂が生き残った。

大衆食堂の必須アイテムはメニューの充実とテレビかラジオがあること。

部屋角天井部にテレビ台を増設し、ちょこんと乗せた小さなテレビ、もしくはラジオなら民放でなければならない。

できればラジオ関西か。


さて、大栄食堂。

梅田は阪急Five奥の一等地にある。かの揚子江ラーメン本店向かい、若者には一風堂奥の小路といえばわかるだろう。

西部劇風のドアがおかしい。

品書きは例えば牛すじこんや鶏の照り焼きが300円と安い。

俺はマカロニサラダと大根・さやえんどう・豚角煮の入った小鉢に熱燗 を頼む。

店から見える表通りは若い奴らが行ったり来たりと往来が激しい。

けど店の客は年金生活者やパチンコか場外ボートで散財しただろうおっちゃんらが一人(ピン)で各テーブルに散らばっている。

若者はいない。

ここは小鉢が豊富。因みに三国屋は大皿料理が充実している。

フライ級の大栄、ヘビー級の三国屋といったところか。

大学時代によく通ったが久しぶりに行ったら従業員のおばちゃんがチャイニーズだった。

ここにもフード業界人件費削減の波が。


大衆食堂は先に料理を作り置きする現物ディスプレイなので非常に生産性が悪い。

冷凍はほぼ無いから味にハズレがない。

通りの若者はこの現物ディスプレイを必ず見ていることに気付いた。

カップルでまざまざ見ながら素通りしてる。

興味はあるがデート女には恥ずかしい。(けど一人でも入らないだろう。)


2階にあるトイレにあがった。

2階の席用とトイレ用の階段に分かれていた。

階段はたったの2段しか無くしかも店は狭いのにこれは不思議だ。

こんどチャイナあばさんに聞いてみようと思う。

 お銚子2本でしめて1320円
 若者よ、食すべし!
 壮観!ロウづくりではもちろんない。
 謎の階段???

  

Posted by 渡邉郁夫 at 19:42Comments(9)グルメ

2011年11月29日

松本のめしログ 

長野県松本は日本アルプスの玄関口
 
登山以外に国宝松本城と馬肉とハチの子が有名で、

こじんまりした街にはさほどおいしいお店はあまりない。

池波正太郎が愛したお城南に流れる女鳥羽川ちかくのカフェ「まるも」(宿と併設)で一服し、

夜おすすめなのが「民芸居酒屋 しづか」。




焼き鳥とおでんが名物。

松本お越しの節は一度「しづか」にて、一杯燗でやりたいところ。

ラーメンならホテルブエナビスタ公園北側の「萬山園」で手打拉麺で〆る。

深夜は静かに大手4丁目の「Bar WaterLoo (ウォータールー)」へ。

かなりの本格バーです。

カクテルづくりは見てるだけで楽しくなること請け合い。

よろしく、味太郎さん!

  

Posted by 渡邉郁夫 at 18:42Comments(27)グルメ

2011年10月28日

ぜー六では、水は出ません。

久しぶりに部下と3人でゼー六に入った。

大学時代以来だからかれこれ30年ぶりか・・・

狭いお店のまわり2テーブルはすべて観光客だ。


ぜー六は大正時代創業の老舗の茶店といったほうがいいのか?

元はお菓子屋さんだった。

アイスクリーム、アイスもなかと濃い珈琲で有名。


私はアイスもなかと濃い珈琲のセット、他の2人はアイスもなかとアイスコーヒーのセットを頼んだ。

セットが確か310円?名店なのに意外と安いのには驚いた。

水が出てないので、水を頼む。

3人で会話してる間にテーブルのど真ん中に

小さな透明なグラスがひとつある。

部下が「これシロップですかね?」

「水やろう」と俺

「水ならなんで3人分出てないんですかね?」

「・・・」と3人


「これがシロップならこの夏営業マンが席着いて、一気飲みしたら、笑うデ!」と俺



ここで黙ってたおばさんが口を開く

「水です。」


のどが渇いてたからか、水がやたらうまい!

「やっぱりここの水は特別な水やで。アイスクリームがうまいはずや!おそらく大正からある井戸水やったりして(笑)」と俺

さらにおかわりをもらう。

その時おばさんが

「ウチは普通、水は出しません!」「しかも水道水です!」

「・・・(汗)」







  

Posted by 渡邉郁夫 at 11:27Comments(17)グルメ

2011年10月13日

店の匂い

おいしい店には門構えに「匂い」がある。

匂いといっても調理場から匂いが出てるわけではない。

いい店には店頭からなんともいえない雰囲気が出ている。



先日お昼時。長堀橋でその雰囲気が出てる、少し汚い大衆食堂に入る。

500円の唐揚げ定食を注文する。

大将から「高野豆腐かニラ炒め、どっちします?」

あれ?唐揚げは?  

小鉢をどっちにするのかの質問だった。

この時点でこの店は正解。

小鉢を選択させること。

そのメニューがつまらない小鉢でないこと。

これだけでここのめしはうまいといえる。



料理が運ばれると同時に電話が入り席をはずす。

戻ってみたらナント!ご飯、味噌汁それぞれにラップされてた。いい店度UP!

大衆食堂やのに(大衆食堂だからか)ラップしてくれていて、

席に戻りラップはずしてたらおばさん二人がかりで急いでラップを外してくれる。

しかも平謝りしてくれた???

小鉢はニラタマ、みそ汁は具だくさん。


唐揚げはいわずもがなおいしかった。

この店で残念だが、夜は最近開けていないそうだ。

 このお店だ。写真では「匂い」が出てないか。


  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:38Comments(4)グルメ

2011年07月27日

ボンジリの雲古

家の近所の焼き鳥屋にいった。

最近積極的に店舗拡大している格安のチェーン店

大好きなハートとボンジリを山崎(2センチほどの量で280円!)ストレートと共に頼む。

おやっ?

驚いた事にボンジリを一口噛むと例の三角の骨の下からタマゴらしき黄色が出てきた

今までボンジリ頼んだが、マジマジ見たのは初めて

雲古?油?

どなたか(実はシンタロウへ)教えて

ガッテン、ガッテンさせてくれ!


  

Posted by 渡邉郁夫 at 18:27Comments(2)グルメ

2011年05月26日

かどや食堂

熊本で生まれ二歳で尼崎市の北西、時友に越してきた。

縁あってか幼少にいた時友にほぼ毎週通っている。

二年前、母が時友近くの特別養護老人ホームに入ったので時友に通うことになった。



昭和37当時はまわりは田畑と住宅がまばらだった。

時代はこれから始まる高度成長前夜で、公設市場や大衆浴場は人で賑わっていた。

時友市場は肩がぶつかる賑わいで、よくジャコをパちって食べてたのが懐かしい。

今、市場はすべてシャッター、1件も開いていない。

銭湯も今はない。



老人ホームの帰り、バスの時刻がかなり開いていた。

この近くに子供のころよく食べに行った、その当時でもめちゃくちゃ安いうどん屋「かどや食堂」は今あるのか、

探してみることにした。


おそらく周りの市場も銭湯も消えたこの町に

超格安の小さなうどん屋が生き残れるはずはないだろうと期待薄で探してみた。

棟続きのお店はやはりシャッターが閉まってる。

うどん屋の右隣はたしか貸し漫画本屋、当然今はない。

やはりあのうどん屋もこんな時代に生き残れないわなぁと、足をすすめる。


シャッターに囲まれてそのうどん屋ののれんが風になびいていた。

ナ、ナント開いてたのだ!


店は記憶どおりの暗さだが思ったより広い。昔はもっと狭かったはず。

客はおばちゃんが一人、この時期になんと鍋焼きうどん。

店員はいない。鍋焼きおばちゃんが「お客、来たデェ~!」と叫んだ。

奥から出てきたのはおそらく娘さん、私と同じ年代だろうか。

壁のメニューはやはり昔と同じうどんの各種だけ。

おでんにビールでゆっくり懐古したかったが、おかずもめしも酒もない。

きつねうどん270円を頼んだ。

昔はかけが25円か50円だった。

出てきたうどんはしゅる(汁)が透明でダシがきいててあっさり味。

きつねはあまり甘辛く煮込んでないいわゆる手抜きだがシンプルでいい。



お店の前の市営団地も店の前も人がいない。

さわやかな風が、汗ばんだ体に心地よかった。





  

Posted by 渡邉郁夫 at 19:01Comments(5)グルメ

2010年12月13日

ジュンキツ物語 ~珈琲キクヤ~

ミッテラ(大阪では三ツ寺をこういう。フランスの元大統領ではない)を東へ、心斎橋商店街横に

喫茶キクヤがある。

間口が小さいので素通りしかねない。

純喫茶(ジュキツ)のおもしらさは間口は小さく

入ると「やっぱり小さい!?」か

または「エライおおーきーなー!?」かの二つに一つ。

ここキクヤは後者。逆L字つくられた座席は奥が深い。

基本の入り口の会計ボックス(キャッシャー席)と水槽と雑誌棚も標準装備。

合格ですコーヒー












  

Posted by 渡邉郁夫 at 19:12Comments(4)グルメ

2010年11月24日

タイシューチューカはおやじとおかんでSKYF(スカイフ)

中崎町を飲み歩いてたら、恐ろしくボロい中華料理屋さんを見つけた。

 →いきなりの休題:なんで飲食店は「屋」に「さん」付けするんやろう?
 うどん屋さん、おそば屋さん 子供用の呼び名か?


話を戻す。

その中華料理屋さんはお決まりの夫婦でやってた。

40年くらいやってるとか。

つまりタイシューチューカ

最近の中華料理屋は特に都心ではお洒落なお店が多く、

メニューも例えばキクラゲとチンゲン菜の卵あんかけ炒め やら

フカヒレラーメンなど、あれはよくない。

おしゃれなメニューは銀座アスターに任せばいい。

やはり「狭い、汚い、安い、夫婦」のS・K・Y・Fが王道!

凝ったメニューはいらないんである。


で、その店でギョーザ、ビール、ラーメン、の飲んだ締めの黄金トリオを注文!

因みにラーメンが300円、ランチはナント500円とある。

ウ~ん。昭和の価格帯。



先にギョーザ、ビールが出る。

ラーメンはギョーザが無くなりかけてから出すのが大衆中華の“勝利の方程式”

これもクリアー していた。


さて、問題が味!

おっそろしくまずいか、やたらうまいかのどっちかがタイシューチューカの二者択一!

これがタイシューの普通のうまさだったから、GOODチョキ


みなさんはこんな、タイシューチューカの店、ひとつやふたつあるでしょう!


 屋号バレましたわ!
 この団扇の数!夏はかなり暑い店内と思われる
 おやじを見るだけでも必見の価値アリ!顔からも味が出ている
  

Posted by 渡邉郁夫 at 19:29Comments(3)グルメ

2010年11月17日

物忘れがひどくなりますが、みょうがの豚肉巻きはおいしいです。

彼女の自営の農作物は米と果実類以外なら、それはそれはいろいろな作物ができる。

自宅横の丘陵の庭で作っているのだ。

青物、葉物、根菜は当然だが、最近はシイタケや落花生まで作っていて

落花生は10分ほどゆがけば、シャキシャキで舌触りよくかなり美味だ!



この夏、みょうがをたくさんもらったので、豚肉と大葉で巻いて、しょうゆで焼いた。

テレビで田舎のあばちゃんが作ってたのを真似してみた。

これがやたらうまかったビール花まるOK


 しょうゆ焼きのあとテカリ付けにみりんを少々入れる。

 仕込みです。酒のアテにはコショウを多めに!




  

Posted by 渡邉郁夫 at 19:04Comments(2)グルメ

2010年07月30日

独身男子的料理、大蔵ざらえ

小学校のころ、団地ッ子の俺は同じ団地のツレ同士でインスタントラーメンの交換会をして料理していた。

共働きなので、なぜかみんな自分でめしをつくらないといけない。だからみんな料理が上手だった。

俺の料理はほぼアドリブで作る。

当然台所には計量スプーンもない。

しかも前日、半日といったスローフードのたぐいの仕込みの根気も持ち合わせていない。

最近、彼女の家庭菜園からたくさんの有機野菜が送られてくるので、即興でつくった一例がコレレストラン↓

 




  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:58Comments(4)グルメ

2010年05月14日

ジュンキツよ、永遠なれ!~昭和純喫探訪:堺東「フレンド」~

僕は銃喫茶、略してジュンキツが大好き!コーヒー

スタバやマクドであの馥郁たる香るキッサはできない。

ギャーギャー騒ぐ若者、ニューファミリー親子の騒がしさ。

スタバなどは小奇麗な店内はいいがお店の歴史、想い出が感じない。

チェーン店は店員が運営しているから味がお店に染み込まない。

チェーン店で珈琲はいただけないのだ。


純喫茶には愛があるメロメロ

自分の店なので体臭ならぬ“店臭”がある。

純喫茶のほとんどが昭和の高度成長期に開店した歴史がある。

そのほとんどは姿を消した。

いまある純喫茶はひっそりとしている。

ファストフード帝国が純喫茶公国を滅ぼしている。



堺東で見つけた純喫茶「フレンド」コーヒー

店長は80歳位の白髪ダンディじいさん懐かしいイスとテーブル。

店内もすごく綺麗で大将の綺麗好きだろう(?)性格がでている。

初春だったが石油ストーブが添えられてる。

上にはヤカンが!ア~懐かしい昭和太陽の塔

近くの関西電力やまあまあ大きな企業がなくなり暇とのこと。

娘も引き継がないらしい。


壁に西部劇のモデルガンとベルト、帽子が飾っていたピストル

俺は学生時代コイツが欲しかった。

高くて手が出せなかった。

いつか買おうと今でも思ってるピストル


小さなテーブル、重厚で低いソファアのイス。

純喫茶のお約束の入り口レジ。

すばらしいこの世界!

ジュンキツよ、永遠なれ!


 昭和建築の趣のドアーと門構え
 四角いイスにテーブル。なぜか座高も低い
 マスターはヤスリで爪を研いでいた。左に銃とベルトとハット
 お決まりの“ストーブ”が冬の必須アイテム



  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:37Comments(2)グルメ

2009年01月28日

ある日の料理 〜ワンタンメン〜



ワンタンメン、作るラーメン

以前ワンタンの皮が余り、冷凍して皮が重なって大変なことになった。

今回は具入りで冷凍保存する。シメシメワーイ



ガラは50円で炊くだけ。




生めん、スープ、ワンタン皮、豚ミンチ込みでも500円ほど。そこいらの中華店より美味!

皆さんも、一度どうですか!  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:27Comments(8)グルメ

2008年11月17日

いつかの料理5

とりがらはスーパーで50円くらいで売ってて

こいつを2昼夜煮込んで、市販の生めんとラーメンスープ塩で

塩ラーメンをよく作るラーメン

青ねぎやもやしでは味気ないから、

最近手作りワンタンメンに凝っている。

そこらのラーメン屋よりうまい!!!




日曜の昼はワンタンメンばかり食べてて何かもの足りない?

やっぱりギョーザでしょビール

で、初めてのチャレンジ!

学生時代、中華料理屋でのバイトの記憶で何とか作ってみる。



具はシンプルな正統派にする。

キャベツ、豚ミンチ、にら、しょうが、ニンニク、ラー油、塩、コショウ、しょうゆを混ぜる、こねる、たたく、ぐにゅる・・・



ギョーザの具をヘラがないからスプーンで巻く

あ~、たのしニコニコ

で、完成!拍手





なぜか、少し苦味が。何度作ってもやっぱり苦い。

しょうがを皮ごと摩り下ろしたから・・・?しょんぼり


どなたか、教えて?



  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:36Comments(5)グルメ

2007年06月14日

いつかの料理4

筑前煮をつくるレストラン



といっても具材は出来合いを購入

だって、ごんぼや竹の子なんかは仕込みがたいへんちっ、ちっ、ちっ

しかも独り身のため

余るからね 具材のメーカー《やま食》は

いろんなカット具材を発売していてかなり重宝なメーカーさん

実はこのメーカーは我が高校のすぐ近くにあった。

民家の立ち並ぶ中に工場があったから印象深かったビル  

Posted by 渡邉郁夫 at 09:48Comments(0)グルメ