2012年10月29日
鬼太郎のおウチ
この夏、山梨つまり甲斐の国に行った。
山梨は人生初上陸だ。
北杜市の山間に清春(きよはる)芸術村がある。
ここは大正時代の小学校だったようで園のまわりは80数年の壮大な桜がある。
旅の目的はライフワークのひとつ安藤忠雄建築物めぐりと前から気になってた同じく
建築家藤森照信の異様な建築物がこの地で共に拝めるからだ。
清春芸術村には他にも清春白樺美術館、白樺図書館、ルオー礼拝堂、梅原龍三郎の家、アトリエ・ラ・リューシュなどの施設がある。
アトリエ・ラ・リューシュという建物はパリのエッフェル塔で有名な建築家エッフェルが1900年の
パリ万国博覧会のパビリオンとして建設されたものを模して、この地で再現されてた。
通称ラ・リューシュ(蜂の巣)と呼ばれ若き日のシャガールやモジリアニなどの巨匠たちが住んでいた所(現在はパリ市の記念建築物としてあるようだ。)で、
ここでも内部はアトリエと生活設備が整えらていたが、残念ながら入れなかった。
目的の安藤の「光の美術館」は2階建てだがかなり狭い美術館で、正面はあの「住吉の長屋」を彷彿。
内部はスペインの現代美術家クラーベの作品が展示されていた。
藤森照信の建築は期待通りの「ゲゲゲの鬼太郎の家」。
1本の樹の上にせいぜい一人が限界だろう茶室になっている。
案内板によれば屋根の銅板や壁の漆喰を塗る作業は縄文建築団のメンバー赤瀬川源平、南伸坊らが手伝って
作り上げたとのこと。(情報センター出版局本のメンバーではないか!)
また茶室を支える木は樹齢八十年の檜を使い室内は一.七坪だとか・・。
因みに「茶室 徹(てつ)」の命名は作家阿川弘之だ。
なんか、清春芸術村の職員のような文章になったが、
行きも帰りも農道を少し広げた道で車も通らないから、
行きたければ駅でタクシーの手配を忘れないように。
アトリエ・ラ・リューシュ
安藤の「光の美術館」、やはり四角い。
美術館内部。削れた角の唯一の採光がV字をさす。
左に見える黄色のオブジェはエッフェル塔にあった最上階の階段。ホンモノだ。
藤森照信の「鬼太郎の家」、マジ茶室である。
山梨は人生初上陸だ。
北杜市の山間に清春(きよはる)芸術村がある。
ここは大正時代の小学校だったようで園のまわりは80数年の壮大な桜がある。
旅の目的はライフワークのひとつ安藤忠雄建築物めぐりと前から気になってた同じく
建築家藤森照信の異様な建築物がこの地で共に拝めるからだ。
清春芸術村には他にも清春白樺美術館、白樺図書館、ルオー礼拝堂、梅原龍三郎の家、アトリエ・ラ・リューシュなどの施設がある。
アトリエ・ラ・リューシュという建物はパリのエッフェル塔で有名な建築家エッフェルが1900年の
パリ万国博覧会のパビリオンとして建設されたものを模して、この地で再現されてた。
通称ラ・リューシュ(蜂の巣)と呼ばれ若き日のシャガールやモジリアニなどの巨匠たちが住んでいた所(現在はパリ市の記念建築物としてあるようだ。)で、
ここでも内部はアトリエと生活設備が整えらていたが、残念ながら入れなかった。
目的の安藤の「光の美術館」は2階建てだがかなり狭い美術館で、正面はあの「住吉の長屋」を彷彿。
内部はスペインの現代美術家クラーベの作品が展示されていた。
藤森照信の建築は期待通りの「ゲゲゲの鬼太郎の家」。
1本の樹の上にせいぜい一人が限界だろう茶室になっている。
案内板によれば屋根の銅板や壁の漆喰を塗る作業は縄文建築団のメンバー赤瀬川源平、南伸坊らが手伝って
作り上げたとのこと。(情報センター出版局本のメンバーではないか!)
また茶室を支える木は樹齢八十年の檜を使い室内は一.七坪だとか・・。
因みに「茶室 徹(てつ)」の命名は作家阿川弘之だ。
なんか、清春芸術村の職員のような文章になったが、
行きも帰りも農道を少し広げた道で車も通らないから、
行きたければ駅でタクシーの手配を忘れないように。



左に見える黄色のオブジェはエッフェル塔にあった最上階の階段。ホンモノだ。
2012年10月24日
昭和の特撮に、カンパイ!
この夏、特撮アートに関する展覧会を2つ観た。
「ウルトラQ」から「セブン」までのいわゆる円谷プロがお茶の間で見られた時代の怪獣のみにしか
興味が無い私だが、めずらしくこの夏は全国でこの時代にあった特撮イベントがいくつかあった。
そのひとつ 『館長 庵野秀明 特撮博物館 』(於:東京都現代美術館)と
『怪獣絵師 開田裕治とウルトラの世界展』(於:神戸元町高架通商店街)を観にいった。
『館長 庵野秀明 特撮博物館 』はエヴァンゲリオンの作者 庵野秀明が全面プロデュースしており
展示規模も大きく本格的な博物展で驚きだった。
昭和の“手づくり”造型の一大展示会で、おそらくこの規模の造型展はこれまでなかったのではないか。
現代のCGなど机の上ではない昭和30年代当時、培われた職人の技が目の当たりで見ることが出来る。
ウルトラマン、セブンのマスク、キングギドラの現物スーツ、モスラ幼虫、その東京タワーから
科学特捜隊のジェットビークル、果てはマイティジャック号など当時撮影に使われたホンモノが見れた。
さらに圧巻は大都会のミニスケールモデル。
観客自身がその街へ入り込めるのでゴジラ、ウルトラマンが眺めた大都会が体感できるのだ。
今回、庵野(私と同い年、自宅近所の大阪芸大出)はこの博覧会のために特別にエヴァンゲリオンの
短編特別篇を昭和の職人たちと同様の手づくり特撮で制作し、上映していた。
このイベントで最も面白かったのが、この特別篇のメイキングビデオ。
エヴァが口から出す熱噴射でビルが崩れるのだが、ビル崩しの平成特撮職人二名がそれぞれ違った
持ち味ののしかけでビルを崩す撮影に挑む。
二人ともかなりのリアルさで上から下へ見事に崩れ落ちる。
爆発後のキノコ雲なんかも手づくりなのに映像を通すとすばらしく出来が良い。
このメイキング、本篇と併せBSあたりで放映したらおもしろいのになぁ。
もうひとつの『怪獣絵師 開田裕治とウルトラの世界展』はウルトラ怪獣を描かせたら当代一流の画家
開田裕治(私の2歳下、実家の尼崎出)の展覧会。
全国のPARCOの巡回展なのだが、なぜか地元神戸は元町の閑散とした高架下の空きスペース4箇所で
絵画を展示していた。(しかもスタッフはいない)
メイン会場ではウルトラグッズを販売していたが、そこの店員の娘二人は女子大生で、
「この怪獣知ってるか?」
とダダを見せたが「知らない」とのこと。
東西の特撮イベントは実に対照的であった。
怪獣絵師 開田裕治展のメインビジュアル
本来の映像に無いシーンもイラストでは可能
潰してるビルは東京に実際ある古典ビルを表現
特撮博物館ではあなたもゴジラを体感できる!
「ウルトラQ」から「セブン」までのいわゆる円谷プロがお茶の間で見られた時代の怪獣のみにしか
興味が無い私だが、めずらしくこの夏は全国でこの時代にあった特撮イベントがいくつかあった。
そのひとつ 『館長 庵野秀明 特撮博物館 』(於:東京都現代美術館)と
『怪獣絵師 開田裕治とウルトラの世界展』(於:神戸元町高架通商店街)を観にいった。
『館長 庵野秀明 特撮博物館 』はエヴァンゲリオンの作者 庵野秀明が全面プロデュースしており
展示規模も大きく本格的な博物展で驚きだった。
昭和の“手づくり”造型の一大展示会で、おそらくこの規模の造型展はこれまでなかったのではないか。
現代のCGなど机の上ではない昭和30年代当時、培われた職人の技が目の当たりで見ることが出来る。
ウルトラマン、セブンのマスク、キングギドラの現物スーツ、モスラ幼虫、その東京タワーから
科学特捜隊のジェットビークル、果てはマイティジャック号など当時撮影に使われたホンモノが見れた。
さらに圧巻は大都会のミニスケールモデル。
観客自身がその街へ入り込めるのでゴジラ、ウルトラマンが眺めた大都会が体感できるのだ。
今回、庵野(私と同い年、自宅近所の大阪芸大出)はこの博覧会のために特別にエヴァンゲリオンの
短編特別篇を昭和の職人たちと同様の手づくり特撮で制作し、上映していた。
このイベントで最も面白かったのが、この特別篇のメイキングビデオ。
エヴァが口から出す熱噴射でビルが崩れるのだが、ビル崩しの平成特撮職人二名がそれぞれ違った
持ち味ののしかけでビルを崩す撮影に挑む。
二人ともかなりのリアルさで上から下へ見事に崩れ落ちる。
爆発後のキノコ雲なんかも手づくりなのに映像を通すとすばらしく出来が良い。
このメイキング、本篇と併せBSあたりで放映したらおもしろいのになぁ。
もうひとつの『怪獣絵師 開田裕治とウルトラの世界展』はウルトラ怪獣を描かせたら当代一流の画家
開田裕治(私の2歳下、実家の尼崎出)の展覧会。
全国のPARCOの巡回展なのだが、なぜか地元神戸は元町の閑散とした高架下の空きスペース4箇所で
絵画を展示していた。(しかもスタッフはいない)
メイン会場ではウルトラグッズを販売していたが、そこの店員の娘二人は女子大生で、
「この怪獣知ってるか?」
とダダを見せたが「知らない」とのこと。
東西の特撮イベントは実に対照的であった。

特撮博物館ではあなたもゴジラを体感できる!
2012年10月12日
チリモン、探し。
チリメンモンスターは、海にすむ魚や生き物のこどもなど、小さな生き物たちがチリメンジャコにまじったもの。
略称は「チリモン」。---ウィキペディアより
チリモンの存在は以前TVで知ったいたが、この夏和歌山に行った帰り、駅のお土産屋で
一袋800円でチリモン入りちりめんが売っていたから、買ってみた。
早速自宅でチリモン探し。
真っ白な紙にチリモン入りちりめんを広げる。
ちりめんじゃこはかたくちいわしのこどもだ。
ここでは無駄なものとなるから、おもしろい。
チリモン見本パンフを片手にピンセットの代わりに爪楊枝と虫眼鏡の代わりに肉眼で探す。
あ~ら、いるわいるわ。
よくわからないがいろんな魚のこどもやら、シャコ、エビ、カニ、果てはタコのこどもも見つかる。
エビのこどもはゾエアといい、ゾエアが成長するとメガロパと名前を変えるらしい。
ゾエアはなんだか東宝特撮映画のタイトルみたいだし、
メガロパはウルトラマンタロウあたりの怪獣の名前みたい。
チリモン探しをしているとやたらといい匂い。
白ご飯が無性に食べたくなる。
無駄なちりめんを口に掘り込みながら、主役のチリモン探しをする。
モンスターを探しながらちりめんを、パクッ!と食べ続けると
なんだか自分が大きな魚になった気分がしだす。
タツノオトシゴが(わざと)1匹はいっているらしい。
残りのちりめんが半山残っているので、期待だ。
これだけチリモンが見つかった
見本のパンフ
モンスターがたくさん隠れている。
メガロバの夫婦げんか。そばにはその赤ちゃんが傍観。
大き目のタコもいた。
略称は「チリモン」。---ウィキペディアより
チリモンの存在は以前TVで知ったいたが、この夏和歌山に行った帰り、駅のお土産屋で
一袋800円でチリモン入りちりめんが売っていたから、買ってみた。
早速自宅でチリモン探し。
真っ白な紙にチリモン入りちりめんを広げる。
ちりめんじゃこはかたくちいわしのこどもだ。
ここでは無駄なものとなるから、おもしろい。
チリモン見本パンフを片手にピンセットの代わりに爪楊枝と虫眼鏡の代わりに肉眼で探す。
あ~ら、いるわいるわ。
よくわからないがいろんな魚のこどもやら、シャコ、エビ、カニ、果てはタコのこどもも見つかる。
エビのこどもはゾエアといい、ゾエアが成長するとメガロパと名前を変えるらしい。
ゾエアはなんだか東宝特撮映画のタイトルみたいだし、
メガロパはウルトラマンタロウあたりの怪獣の名前みたい。
チリモン探しをしているとやたらといい匂い。
白ご飯が無性に食べたくなる。
無駄なちりめんを口に掘り込みながら、主役のチリモン探しをする。
モンスターを探しながらちりめんを、パクッ!と食べ続けると
なんだか自分が大きな魚になった気分がしだす。
タツノオトシゴが(わざと)1匹はいっているらしい。
残りのちりめんが半山残っているので、期待だ。