2010年04月30日
お鍋の定食ならココ ~昭和めし紀行:西天満「中村屋」~
大阪の西天満小学校の東側に「中村屋」という小さな食堂がある。
喫茶コーナーとテーブル3席。
1970年創業。創業当時は駄菓子、文具、小物の生活用品を中心に販売。
カウンターだけの喫茶コーナーも併設し当時はかなり賑わっていた。
ツタが目印!一見には入りにくい門構えだ
今はお昼の定食だけの営業で、しかもここのメニューは鍋のみ。
メニューの鍋は豊富で豚みそ鍋、牛鍋、中華鍋、石狩鍋・・・。
650円でおなか一杯になる。
70歳と思えない色白・しわ無し・肌すべすべの丸顔おかあさんが一人切り盛りしてる。
手前の特性みそで溶いていく。中華そばか、うどんがセットされる。写真は豚みそ鍋。満腹なること請け合い
またこのお店は不思議空間で、居心地がいい。
各テーブル真横には小さな小さなテレビが設置されてる。
10数年ぶりに店に入った。
喫茶コーナーに座る。ここにもテレビがあり、
お昼のNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』が流れてた。
このテレビと隣の各テーブルの小さなテレビの画像、音声が5秒くらいズレてる。
いきものがかりが唄う主題歌がナンと!輪唱になっていた。
また壁には常連の90歳のおばあちゃんの絵手紙や
「寝苦しい、となりを見れば見苦しい」といったサラリーマン川柳が所狭しに貼られている。
陳列の各種鍋を勝手に取っていく。この日の客は近所のおばあちゃん一人。
ホットドックならぬ、ホットトックの文字がご愛嬌!盛況当時のカンバンメニュー
残った鍋ネタは今夜もまた夫婦の晩めしになる?
銅のヤカンはダシ汁一杯。こいつで自由に鍋に入れる。
90歳と思えない筆裁きとウンチクのコピー。特にデフォルメされたポストが秀逸!
おかしな川柳は客へのくつろぐ配慮だろう
西天満の住民もかなり減ってきたとおかあさんはぼやく。
西天満小学校の生徒も激減。
こんなお店に小市民のための文化遺産登録でもしたらどうか!
マクドやすき家の町並みは、もうエエ!
喫茶コーナーとテーブル3席。
1970年創業。創業当時は駄菓子、文具、小物の生活用品を中心に販売。
カウンターだけの喫茶コーナーも併設し当時はかなり賑わっていた。

今はお昼の定食だけの営業で、しかもここのメニューは鍋のみ。
メニューの鍋は豊富で豚みそ鍋、牛鍋、中華鍋、石狩鍋・・・。
650円でおなか一杯になる。
70歳と思えない色白・しわ無し・肌すべすべの丸顔おかあさんが一人切り盛りしてる。

手前の特性みそで溶いていく。中華そばか、うどんがセットされる。写真は豚みそ鍋。満腹なること請け合い
またこのお店は不思議空間で、居心地がいい。
各テーブル真横には小さな小さなテレビが設置されてる。
10数年ぶりに店に入った。
喫茶コーナーに座る。ここにもテレビがあり、
お昼のNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』が流れてた。
このテレビと隣の各テーブルの小さなテレビの画像、音声が5秒くらいズレてる。
いきものがかりが唄う主題歌がナンと!輪唱になっていた。
また壁には常連の90歳のおばあちゃんの絵手紙や
「寝苦しい、となりを見れば見苦しい」といったサラリーマン川柳が所狭しに貼られている。






西天満の住民もかなり減ってきたとおかあさんはぼやく。
西天満小学校の生徒も激減。
こんなお店に小市民のための文化遺産登録でもしたらどうか!
マクドやすき家の町並みは、もうエエ!
Posted by 渡邉郁夫 at
17:58
│Comments(3)
2010年04月14日
でんわいれたかといれちゆうでんわがなつた
私の父は当年83歳。
一人暮らしだ。
心配なのでお年寄り携帯を持たせている。
父はエンジニアだったので、メカが好き。
私が子供のころ、本格的なエンジン搭載のラジコンカーを組み立てたりもしてた。
だからか、携帯のメールも私宛によく返信してくれる。
ただ、難なのがすべての文字がひらがなで、しかも句読点もない。
返信メールの解読、これがなかなかむずかしい。
第二次大戦の暗号解読員よろしく、毎回ああでもない、こうでもないで解読する。
最近は判明したときなぜかやたらうれしい。
先日のメールは久しぶりに解読できなかった。
それがこの文章↓
でんわいれたかといれちゆうでんわがなつた
「電話入れた」の冒頭と最後の「電話が鳴った」はわかったが、
「かといれちゆう」が解らない???
結局父に電話して確認した。
みなさん、わかりますか?
寡黙な父は九州男児そのままの人。1日数語しかしゃべらない
一人暮らしだ。
心配なのでお年寄り携帯を持たせている。
父はエンジニアだったので、メカが好き。
私が子供のころ、本格的なエンジン搭載のラジコンカーを組み立てたりもしてた。
だからか、携帯のメールも私宛によく返信してくれる。
ただ、難なのがすべての文字がひらがなで、しかも句読点もない。
返信メールの解読、これがなかなかむずかしい。
第二次大戦の暗号解読員よろしく、毎回ああでもない、こうでもないで解読する。
最近は判明したときなぜかやたらうれしい。
先日のメールは久しぶりに解読できなかった。
それがこの文章↓
でんわいれたかといれちゆうでんわがなつた
「電話入れた」の冒頭と最後の「電話が鳴った」はわかったが、
「かといれちゆう」が解らない???
結局父に電話して確認した。
みなさん、わかりますか?


2010年04月08日
孤高桜は今年も満開
毎年花見は一人でと決め込んでる。
自宅から程近い生駒山中腹にある重願寺だ。
二階の本堂では、この時期花祭りジャズ演奏会が行われる
額田小学校の桜を通り抜け額田駅に着く。
駅前の小さなスーパーでお造りを仕込む。
愛車のマウンテンバイクをここで留める。
まずは額田駅前山側の大きなソメイヨシノを愛でる。
額田駅から斜度が高くなるため徒歩で登る。
5分位でお寺に着く。
本尊は聖観音菩薩
お寺の敷地は自動車。
やはり今年も花祭りがあるようだ。
本堂内でジャズの生演奏が2時間の演奏で千円、午後2時から開始。
わたしは定位置の宝塔裏に陣取る。
2時までに頭を酒で濡らしたい。
眼下は小さな墓地、塀の向こうにお気に入りの桜の木が三本。
誰もいないここでならいい酔いができる。
下界に拡がる大阪平野、寺の下に建つ家の壁が三本の桜をより鮮やかに浮立たせている。
真ん中が父桜、右が母桜、左が子桜と勝手に命名。向こうには大阪平野
今年の酒は長野の純米酒と大吟醸のミニボトル二本だ。
アテは千葉産の天然はまち一舟、399円が昼間から 280円のご奉仕価格。
酒とさかなとさくらと鶯のさえずり。
あ~日本人でよかった、しみじみ実感する。
ほんの南側の府の公園では大宴会。信じられないがここは鶯の声だけだ
時計は2時をまわり本堂からジャズ演奏が始まる。
数曲聞いて最後の桜に向かう。
寺の奥は山道になり途中行き止まりのコーンがある 。
その先の薮の中に山桜が一本ある。
誰も見ないだろう満開桜。
孤高にして優雅!
人生もこうありたい。
今年も咲いてくれて、ありがとう!
孤高桜、これも勝手に命名
自宅から程近い生駒山中腹にある重願寺だ。

額田小学校の桜を通り抜け額田駅に着く。
駅前の小さなスーパーでお造りを仕込む。
愛車のマウンテンバイクをここで留める。
まずは額田駅前山側の大きなソメイヨシノを愛でる。
額田駅から斜度が高くなるため徒歩で登る。
5分位でお寺に着く。

お寺の敷地は自動車。
やはり今年も花祭りがあるようだ。
本堂内でジャズの生演奏が2時間の演奏で千円、午後2時から開始。
わたしは定位置の宝塔裏に陣取る。
2時までに頭を酒で濡らしたい。
眼下は小さな墓地、塀の向こうにお気に入りの桜の木が三本。
誰もいないここでならいい酔いができる。
下界に拡がる大阪平野、寺の下に建つ家の壁が三本の桜をより鮮やかに浮立たせている。

今年の酒は長野の純米酒と大吟醸のミニボトル二本だ。
アテは千葉産の天然はまち一舟、399円が昼間から 280円のご奉仕価格。
酒とさかなとさくらと鶯のさえずり。
あ~日本人でよかった、しみじみ実感する。

時計は2時をまわり本堂からジャズ演奏が始まる。
数曲聞いて最後の桜に向かう。
寺の奥は山道になり途中行き止まりのコーンがある 。
その先の薮の中に山桜が一本ある。
誰も見ないだろう満開桜。
孤高にして優雅!
人生もこうありたい。
今年も咲いてくれて、ありがとう!
