オオサカジン

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渡邉郁夫
渡邉郁夫
仲良し(モーグリ&バルー)


お酒の守備範囲はALL。仏像鑑賞は奈良中心。音楽はブリティッシュ系。野鳥はかわせみ。特撮はウルトラQ、マン。落語は米朝。麺はマロニーであろうが広範囲に好きなアドマンです。
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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2019年02月25日

湊川の小さな居酒屋が全国ネットのニュースに出た、その理由とは?

大阪は湊川というディープエリアに居酒屋「にしかわ」があります。

このあたりは再開発され産経新聞社本社やタワーマンションも林立されていますが、道路幅も広いにも関わらず

人の姿は殆どないところです。

お店の南隣はあの「井岡ボクシングジム」がデーンと構えています。



以前から「にしかわ」の店は気になっていました。

門構えが昭和の居酒屋のたたずまい満載です。

間違いなく、美味しいだろうなぁ、と。




今回、少し遅い昼食を初めて「にしかわ」でとりました。

引き戸を開け店の中へ。


驚きました。


入った目の前には小型のTVカメラを構えたTVクルーがカメラを向けていました。

奥にも1人同じ型のカメラクルー、その奥にディレクターのおっさん。

ディレクターが私に向かって少し頭を下げています。






店員たちは私に何も言いません。(いいね、これが大阪やで)

店員はホール担当のおばちゃん1名、厨房はあばちゃん2名、首に小さなタトゥーを入れた若い男が1人。

お昼限定メニューに目をやります。

日替わり定食
とんかつ定食
唐揚げ定食などおよそ定食は10種以上と充実しています。

焼き魚と冷奴定食800円を注文、そのついでにおばちゃんに聞きました。

「TVの撮影?」

「そうやねん」

「ちちんぷいぷい?」

「東京のニュース番組みたいですわ。」


料理も満足なものでした。

ごはんのお替りも無料、しかも自分でおかわりするのがいい。





食事後にディレクターが歩み寄ってきましたので聞きました。

「東京の何の番組ですか?」

「スーパーJチャンネルです」


驚きました。


この湊川の昭和の居酒屋で名店でもないのに、なぜテレビ朝日系列の全国放送、

しかも夕方毎日放送する報道・情報番組。しかもテレ朝看板アナウンサー渡辺 宜嗣のあの番組です。

なぜなんだ?


ディレクターに聞きました。

「何のテーマですか?」

「定食を出すスピードが速い店ということで」

「じゃあ、この店以外にも数店舗撮影するんですね?」

「はい、全国廻っています。」


驚きました。


東京の制作費は関西より高いと聞いていましたが、まさかの時間と費用です。

そのテーマが

定食を出すスピードが早い店


お愛想(会計)したついでに、店のおばちゃんに何時間撮影してるのか聞きましたら、

「兄ちゃん、何言ってんの、昨日も来てるねんで」


また、驚きました。


1店舗で2日間をロケハン、撮影に充ててる。

私の知合いの関西の制作会社はサンテレビの深夜枠の番組の店舗撮影は1日で3店を撮影しています。


で、全国放送のこのコーナーのテーマ「定食を出すスピードの早い店」、ムムム、はて???

焼き魚と冷奴定食の出てきた時間は別に早くはなく、午後2時頃のアイドルタイムなのに少し遅いくらい。


またまた、驚きながら店を出ました。



追記
3月中旬放映予定だそうです。
鯖の焼き魚、白ご飯は美味しかったです。





  

Posted by 渡邉郁夫 at 10:30Comments(0)グルメ

2016年09月06日

キャリアコンサルタント

そろばんに珠算も5級。高校野球は補欠の俺。

30年以上も採用関係に携わってて、何かこの仕事に形あるものを身につけなあかんやろ、

と10年ほど前にキャリアコンサルタントの資格を取得した。

当時合格率も20数%と難しい中、しかも試験も散々だったけど晴れて合格に。

あの頃は国家的プロジェクトとして採用促進が叫ばれていたので特別待遇で合格させたか・・?

この時は国家資格では無かったがいずれ国家資格になると踏んでたら、今回そうなった。

自動車免許に続く我が二つ目の国家資格取得である。

さて、二つ目も単なる資格に終わるか、活かすか・・・。


  

Posted by 渡邉郁夫 at 01:04Comments(0)時事

2016年08月09日

長堀橋にとんでもなく安い食堂が!

昼飯だ。

地下鉄長堀橋を北西へ歩いて7分、南船場2丁目にそのお店はある。

引き戸をガラガラっと開けると外よりも暗い店内。

長~いカウンターとテーブルが3つ。

満席だ!近くのサラリーマン太郎でいっぱい。

カウンター上にはその日のサービス定食のネタのコロッケやオムレツや千きり大根などが所狭しに大皿で置かれている。

卵焼きとカツとウインナーが乗った弁当のおかずののような皿もある。

入り口右奥には大衆食堂お決まりの縦に長いガラス張りの冷蔵庫にもおかずの数々がある。

俺は「弁当のおかず皿」をもらう。


カウンターの中は大将、おばちゃんが3人!右端ライトの守備のお汁担当のおばちゃんが

「味噌汁、豚(トン)汁、カス汁、どれしますか?」

お~、同じ値段でなんと3汁が選べるとはカンドーもの。

日替わり定食がワンコインの価格だが、俺の頼んで弁当のおかず皿定食はなんと380円!!

ウソやろ!

いやほんとやった。

店を出ると夕立で、ビニール傘まで貸してくれた。

どこまで奉仕してるのか、このお店は。

お遍路コースに入れたいくらいだ。

みなさん、あまり言ってほしくない昭和の食堂でした。












  

Posted by 渡邉郁夫 at 12:58Comments(1)グルメ

2016年07月28日

断食の効能 ~中トロの逆襲~

2週間前、細菌性腸炎になり、今やっと回復した。

閉店間際の中トロのセール品がどうも犯人臭い。

発症夜中、トイレと布団の往復。

あまりひどいので翌朝病院へ。


医者が言った。

「今からあすの夜までポカリと抗生物質の薬で我慢してください。」


そこから断食が始まった。

なるほど、絶食の効能がわかる。

身体が軽い、テンションも高い。

五臓六腑が蘇生してる。


毎月、断食励行を考え中。(因みに浄土真宗ですが)


断食2日目の晩餐。固形物は禁物だ。
  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:30Comments(0)グルメ

2016年06月10日

乳がん封じのお寺、大安寺

昨日の小林麻央さんのニュースはNHKから民放各局まで

大々的に取り上げており、大きなニュースだった。

日本人の女性の癌は乳がんが第一位で生存率も他の癌より高いのだが

真央さんが重度であったことが要因だろう。


奈良南都六宗のひとつ、大安寺がある。

このお寺は関西でも指折りの癌封じのお寺としても有名だ。

昔は大きな伽藍のあるお寺だったが今はこぢんまりしてるのがいい。

お寺では珍しく庭が綺麗で休憩できるお洒落なウッド調のテーブルやイスも用意されている。

参拝客の多くは他のお寺にはなく厳かな雰囲気

カップルで癌封じ祈願を兼ねたデートもいいのではないかなスマイル










なんと、便所偈(仏の教えや仏・菩薩の徳をたたえるのに韻文の形式で述べたもの。)があった。



















  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:18Comments(0)

2016年05月30日

戒壇院へ。








おそらく日帰りの奈良は東大寺か春日大社か、足を伸ばしても法隆寺では。
俺は東大寺内にある戒壇院が最も好きな場所。
こぢんまりとしたお寺だがその中の四天王像は仏像のトップクラスではないか。
特に広目天が素晴らしい。
堂院のスタッフのおじさんは以前、東京芸大の彫刻科の学生は必ずこの四天王を見て学ぶと言っていた。

過日、参詣する。

近鉄奈良駅の人だかりに嫌気がさして、いつもと違い大宮通を県庁左に進んだ。
やはり正解。少しのインバウンドの方だけ。

戒壇院の正面に出る。
参詣を終えた日傘の女性がひとり長い石段を下っているのが見える。
その石段手前に以前無かった、写真家入江泰吉の旧家の文字。
記念館になっていた。(ここに住んでたのか)

階段左手の砂利道を登る。
この小路は入江泰吉が奈良で最も好きな路とのこと。

広目天はやはり凄かった。
1000数百年前からのこの仏像は、俺の心をを射るような眼差しが素晴らしい。
(天国行きの診断をお願いしたい)

お寺手前に小さな蕎麦屋に行列が出来ててそこだけ人だかり。
おそらく、この者達はまちがいなく戒壇院には行かないだろう。


  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:34Comments(0)ネイチャー

2016年04月15日

ふるさと映像を初めて見たら、なんとパニック映像だった。

実はわたくし、熊本生まれです。
超オオサカジンっぽいですが、九州男児なのです。

2歳の時 関西に来てこの方、ふるさとを見たことがないのです。
ところが、昨夜テレビ各局でわたしのふるさとが映し出されてるではありませんか!
しかも絶え間なく。

そう、私は熊本県益城町(出生当時は郡)生まれです。

故郷の皆様のご無事をお祈りしています泣き

 美しきふるさと、益城町
  

Posted by 渡邉郁夫 at 12:26Comments(0)時事

2015年05月01日

マネーVS.マニー

史上最大の決戦とは、この試合をいうのです。

ボクシング史上最高の戦いのひとつといえるバウトが5/3に行われる。

ボクシングのメイウェザーVS.パッキャオ戦だ。




何しろファイトマネーは両者で370億といわれ、プロスポーツ界での収入世界一を何度も経験するメイウェザー。

今回の彼のファイトマネー250億はJ リーグの選手、関係者スタッフの年間給与をも上回るのだ。

5階級制覇と6階級制覇で合わせて11階級。

メイウェザーは57戦無敗の天才王者。

片やフィリピンの貧困の村か伸し上がり億万長者、政治家にもなってる母国の英雄。


リングサイドが120万円だとか、数分で会場のホテル客室がすべて売り切れたとか、すべてが超ど級!

先日、NHK経済番組でも特集が組まれていた。経済視点でのこのビッグマッチを解説していた。

いよいよ5/3試合だ。

みなさん、くれぐれも当日はお外に出ないで、テレビの前に正座してほしい。


あ、そうそうWOWOWだからね。

 





  

Posted by 渡邉郁夫 at 19:20Comments(4)スポーツ

2015年03月23日

トオルとワタル

中川トオルとワタルは双子で俺と中学は同じで同級。

クラブ活動も陸上部で同じだった。

二人とも賢くて、共に足も速かった。

俺は「橋トオル、ワタルで漫才師になれや」と当時なぶってた。


二人の父が有名な落語家だったことも後でわかった。

賢い二人は新設の武庫之荘高校ではなく、尼崎北高校に行った。

俺と中川兄弟とはここで離れた。



俺の母は病弱で2年に1回のペースで労災病院にお世話になってた。

中川の父も、よく労災病院にお世話になってたことは新聞、雑誌で知っていた。


中川の父の落語が大好きだ。

ルックスが少し俺の親父に似てたからかもしれない。

親父と年も1歳違いだ。


俺の姉は昔、信用金庫に勤めててよく中川のおふくろさんを見たようだ。

おふくろさんは確かお唄のお師匠だったか。


昨年俺の母は亡くなった。

中川のおふくろさんも昨年亡くなったようだ。


俺の会社で、中川の父の事務所のホームページをつくってたことは傍で見てて知ってた。


ご縁。


中川の父、桂 米朝が先日亡くなった。 合掌。


因みにトオルとワタルは漫才師どころか、高校教師と考古学者になった。


  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:06Comments(0)カルチャー

2015年01月14日

ゴジラと仏

こんな多くいい仏像が醍醐寺にあるとは驚きであった。国宝 醍醐寺のすべて

昨夏、奈良国立博物館で「国宝 醍醐寺のすべて」を見に行った。

醍醐寺の仏像はどんなものがあるのか全く知らなかったけど、

大阪市内地下鉄でやたらとこの展覧会のポスター掲示されてて、そこに出てる仏像が実にいいのだ。

で、仏友のかっしゃんと共に、いざ奈良。


と、ちょっと待った。

かっしゃんはあべのフェスゲ近くに住んでる。

同じこの時期、あべのハルカスで「ゴジラ展」もやってた。

こちらは大阪芸大開催だからか細々と宣伝してた。

まず異物の怪獣を先に観賞して、奈良の仏様で清めるコースとした。

 
 向こうに“特撮の神様”円谷英二までもが。
 もちろん、着ぐるみのメカゴジラは金属ではない、けどこの金属感!


さて、奈良。

「国宝 醍醐寺のすべて」は当然だがゴジラ展以上にやられた。

たくさんの仏像のレベルが高い。

醍醐寺にこんなにも名仏があったとは・・


そして展示の後半に快慶作の弥勒菩薩像に遭う。

まさかあの快慶がここで見れるとは!二人でトロ~ん。

「このまま僕は何時間も居ますから、帰ってもいいですよ」とかっしゃん。

まさに傑作。

俺も只々感動、さすが俺がこよなく愛する運慶、快慶なのだ。

 快慶作の弥勒菩薩像


偶然にもイベントとして醍醐寺のお坊さん達の声明(しょうみょう)が会場であるというから、これはラッキー。

立ち見で拝ませてもらったが、来場者もほぼ全員が声明を立って聞き入っていた。

仏像好きはホトケ行事も好きなんだ。

 醍醐寺若手による声明


京都の山奥からはるばる来たお坊さんたちのお経に全身染まり、

なんかいいことありそな気分で、二人帰路につく。  

Posted by 渡邉郁夫 at 21:24Comments(1)カルチャー

2014年12月25日

根付(ねつけ)

あべのハルカス24Fの大阪芸大スカイキャンパスで「根付展」が開催されていたので覗いてみた。


●根付(ねつけ)とは、江戸時代に煙草入れ、矢立て、印籠、小型の革製鞄(お金、食べ物、筆記用具、薬、煙草など小間物を入れた)などを
紐で帯から吊るし持ち歩くときに用いた留め具 /ウィキペディアより


つまり携帯のストラップみたいなもの。

留め具なのに人目におしゃれ度を競って細かい造りや縁起担ぎの洒落の効いた彫刻は世界でも珍しいらしく、

世界的な骨董品になっていたりもする。


秋にゴジラ展もここで開催されていたが、この根付展は無料だ。

祝日なのに会場にはおばさんと文化会系の女性の2人だけ。

クリスマスイブ前やし、根付やし当たり前か。

展示は芸大生の根付コンテストの作品展示で、大賞を除いて全体のレベルの低さにがっかりしたが

奥の部屋には高円宮久子妃(東京オリンピックで流暢な英語プレゼンのあのお方)が根付マニアらしく、

久子妃の蒐集物の展示で、こちらはよかった。

写真撮影もOKなのでひとりでうろつき撮影にいそしんだのだ。

 愛くるしいカッパ
 ガマ仙人、奥のぶんぶく茶釜の顔に注目!
 タイトルは「ゆりかご」、納得
 年寄り?赤ん坊?
 妖怪?

  

Posted by 渡邉郁夫 at 18:41Comments(0)カルチャー

2014年12月09日

Amazonの密林には、くれぐれもご用心!

Amazonのせいだ。

欲しい書籍名を検索したら、関連する書籍がダダダーと一覧で現れる。

先日、映画監督井筒和幸のとある書籍をAmazonで買っていたら、出てくる出てくる。

関連本は中古もあり数百円なのでついでに買ってしまう。

またこの前も「あしたのジョー、の時代」という展覧会公式ガイドブックも福井県での開催だが、遠くて行かれない。

なのでAmazonで購入した。

同時に「ちばてつやとジョーの闘いと青春の1954日」「あしたのジョー大研究」「あしたのジョー大解剖」を一緒に買ってしまった。

 真っ白になったぜ、おッつぁん・・・。
 45年以上も経つのに特集雑誌に研究本続々。
 井筒監督の本、「ガキ以上・・」は自伝で面白かった!



「あしたのジョーの、時代」という展示会本を評論家坪内祐三が「週刊ポスト」で絶賛していたので、いよいよ欲しくなり買った次第。

しかし結果4冊のあしたのジョー研究本を同時に手に入れる事になった。

ネットが無かったあの時代、お金が貯まってまず1冊、又お金を貯めて関連本を1冊購入。(これもいろんな書店を廻ってやっと見つける労力付き)

ゆるやかな時間の流れがあった。

そこには自分と本とが、「やっと会えたなぁ」みたいな愛すべき対峙みたいな姿勢があった。


しかし、今はどうだ。

注文2日目に自宅に到着する。

足は棒にはならず、肩も凝らない。


ロングテールかなんだか知らないが、書籍衝動買い大好きな俺はこの機能が嬉しくて、非常に悲しいんだわ。

部屋にはまだ潰していないAmazonの箱がこちらを向いて、にやけている。ニコニコ  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:15Comments(0)カルチャー小説

2014年12月03日

みなさん、鳥獣戯画展は2回で1公演です。

カエルがウサギを投げ飛ばす、「鳥獣戯画」は一度全巻見たい愛しの国宝のひとつだ。

以前知人からぜひ見に行ってくれ!と云われてたが高山寺はさすがに遠く、足が向かなかった。

その国宝「鳥獣戯画」がこの秋、京都国立博物館で全巻(甲乙丙丁の4つの巻に分かれ、

制作年も作者も混在してることが今では知られている)を展示しているとわかったので、足を運ぶ。

漫画の原点ともいわれてる。

なるほど、ウサギとカエルやサル達の背丈は同サイズで、人間が行う弓矢や相撲や仏前供養までしている。

ウサギを投げた得意満面のカエルの口から、吹き出しのように何か煙みたいなモノが出てる。




会場に来て驚いた。

会場外ですでに長蛇の列。

聞けば会場に入るまでに1時間半待ち。

会場内でさらに1時間待ちだと。

都合2時間半!

で、並んだ。
で、観た。





すでに数日前にはTVの「日曜美術館」や「美の巨人たち」でも鳥獣戯画を取り上げていたこともあり、感動は薄かった。

しかも、だ。

4巻後半部分は実物展示ではなく複写のパネル展示になっていた。

品の良さそうな係りのおばさんにそのことを聞けば、「前期、後期で展示内容を分けています。

あさってから後期展示開始しますので、後半部分はそこで見れます。」だと。

テレビでも完全4巻展示しているというのは間違いないが、まさか前期・後期で分けてるとは。

これが、国の美術館のすることかよ。

年配の鑑賞者も多く見られた。

あの方達も、後期は見ないのだろうと思いながら晩秋の夕陽に向かって家路を急いだ。






ロダンの“考える人”の銅像横をトボトボと。

  

Posted by 渡邉郁夫 at 19:27Comments(0)カルチャー

2014年10月08日

2012年夏、紀州にて

根が無精者で一昨夏の想い出を書き留める。


2年前の夏、和歌山マリーナシティへ。

まぐろの解体ショーは見れずあまり面白くなかったけど、市場のトイレで鶴瓶に会えたのでよしとする。


小船での遊覧がよかった。

和歌山マリーナシティから和歌の浦でUターンする周遊クルーズ。

和歌の浦は昔、関西地区の新婚旅行地としてかなり賑わっていたようだが、

今や旅館街はさびれて、老人ホームに鞍替えしている所も多々ある。

マリーナシティもさびれて行くのだろうか・・・



マリーナシティの北に和歌公園という小さな海水浴場があり、そこで泳いだ。

家族連れしかいない実にほのぼのとした穏やかな浜だった。

海辺の反対側(つまり東方向)には小高い山が連なり、その中腹に宝塔が見える。

西国三十三ケ所の第二番札所 紀三井寺だった。

一時間泳いだ後、紀三井寺に向かった。



本堂で参拝、南に朱色と白の新仏殿がある。

12mもある大きな木造の千手観音が最近できたようだ。

こういう奇をてらう仏像を作るお寺が最近やけに多い。

そうまでして客を求めたいのだろうか。

お布施だわと、巨大観音を拝む。

巨大な千手観音を安置する仏殿の最上階に上がると、そこは絶景の眺めだった。

和歌浦湾が一望に眺め、淡路島や四国も拝める。

右はJR和歌山駅方面、そこから少し左に目を移すと和歌の浦、正面には先ほど泳いだ和歌公園が見える。

更に左に進めるとマリーナシティ。さらにその向こうの下津港もかすかに見える。



夜、恒例の魚介の居酒屋を探す。

和歌山といえば「銀平」か。

大阪にも数店ある。

少し値段は高いが魚料理がおいしい「割烹銀平」の各店は、ここ和歌山からの暖簾分けと聞いていた。

が、満席だ。

高飛車で愛想なしの給仕のおばはんの対応で、すぐにあきらめる。


毎年、旅先の海鮮料理屋に外れがないのが密かな自慢だが、ここでもクリーンヒットの居酒屋を見つけた。

屋号は覚えていない。場所はけやき本通りから国体通り一筋目に入った左手の居酒屋。

魚、寿司が安くてほんとおいしかった。

冷酒の盃がすすむくん。

したたかに酔い、いつものようにフェードアウト・・・・・。



相方の彼女は今、病と闘っている。

もう一度紀州へ行こう!

岬めぐりの旅はまだまだ続く。

お前さん頼んだよ。


小船から和歌の浦の小島を望む


この向こう側にヨットセーリングの帆が十数もあるのだが・・・


50センチはあろうか、豪奢な色彩の錦エビ、地元の水族館にて
  

Posted by 渡邉郁夫 at 12:16Comments(0)

2014年05月20日

観音様とウルトラマン

仏像ファンは特に十一面観音様が人気だが、その中でも奈良桜井にある聖林寺の十一面観音と

滋賀長浜の渡岸寺観音堂(向源寺)の十一面観音(どちらも国宝)がその美しさからワン・ツーの位置にある。

聖林寺の十一面観音は何度となく拝んでいるのだが、向源寺は滋賀長浜という場所の遠さから今まで一度も見たことがなかった。

5月のGW、滋賀守山の佐川美術館で「ウルトラマン創世記展」が開催中で、この機会に向源寺の観音も拝ませてもらった。

すばらしい観音様があるお寺はこじんまりした山の中腹(聖林寺もそうだった)にあるかと思いきや、町の中にあったのが意外。


受付のおじさん2名はネクタイにスーツ姿。

作務衣でないのがおかしい。

拝観料300円を払い目的の観音様へ。

本堂は鉄扉、自動扉、引き戸の三重の完全武装体制。

二つ目扉が飲食店みたいな自動ドアはお寺では初めてだ。

お堂の廊下には過去来賓された著名人の写真が掲出。

皇太子殿下やダライラマさんも来たようだ。
(皇太子と同窓の彼女。写真を見ての一言。「ちゃんと来てんじゃん!」がツレ感覚の返答でおかしかった。)


さて、十一面観音の全国NO.1はやはり聖林寺に軍配だ!

向源寺の観音様は噂どおり顔、全体のお姿とも美しい。

けれど二の腕が太すぎるし、指の動きに細やかさが感じられない。

美しさだけでなく聖林寺の十一面観音の神々しさ、威厳に満ちあふれたお姿には及ばなかった。


向源寺の十一面観音様、たしかに美麗だがNO.2
 お寺全景
 私達と同じ名前が!「渡邉、滝澤」のえにしに合掌


 こんなに綺麗な美術館にウルトラマンだわ
 美術館前に展示されてる彫刻とその影
 ウルトラマン創世記展と高島屋の円谷展のチケ
 やはり全国NO.1は聖林寺の観音様、どうですか?






  

Posted by 渡邉郁夫 at 17:30Comments(1)カルチャー

2014年01月24日

サンダーバード博

昨年末から新年7日まで阪神百貨店で「サンダーバード博in阪神」が催されていたので、見に行った。

美術館などのイベントは大々的過ぎてついつい数時間立ちっ放しで身体にきつい。

百貨店の展示イベントは小規模でありがたい。

高度成長世代はみんな見ていた「サンダーバード」

金持ち一家が世界中の災害や救助にあたる、何とも奉仕精神に溢れた(道楽?)子供向け人形ドラマ。

人形だがSFなのが今だにすごい映像なのである。英国産の品もあった。

我が国にも人形ドラマは「ひょっこりひょうたん島」や「南総里見八犬伝」という名作があったが

SF、つまり特撮の人形ドラマは皆無。


イベントは当時撮影に使用した実物の救助隊員(兄弟)やサンダーバード1号から5号までが展示していた。

人形やサンダーバードマシーンも思ったより小さいサイズで50センチくらいだったのが意外。

最も人気のあった2号は歴代で4種あり、そのすべてが展示されていた。

会場出口近くにはスポンサーとおぼしき企業のパネルが掲示されてて、そこには無理からにサンダーバードの

活動機能面をスポンサー企業の技術力でまかなえるパネルなのだ。こじつけ気味でおかしい。

例えば東芝。

秘密基地(懐かしい響きダ)の機能を東芝の現在の技術力で実現可能であると説明されていたり、

自衛隊の宣伝がサンダーバードの国際救助隊とからめたり。


平均年齢も50歳前後でしかも女性もかなり来て、嬉々として写真をバンバン撮っていた。

残念ながら子供は無理やりついて来た感がある。


入場料500円はコスパの高いイベントでした。














  

Posted by 渡邉郁夫 at 18:48Comments(1)カルチャー

2013年12月06日

ニッセイ、いやヒナセ。

毎年夏の海の旅。
今年は赤穂から日生に。
ヒナセと読む。

赤穂は花火大会があり、同じ日に神戸では盛大な花火大会が催されるようだが、田舎の赤穂を選んだ。
しかし赤穂は何もない、ヒトもいない街だ。
あちこちにやたらと「四十七士」の文字が目に入る。
夜、海辺の花火大会は市の主催で、なんと海沿いの会場までの市バスはタダときた。
大会終了手前早めにバスに乗り込む。赤穂駅に戻る。
海鮮居酒屋、海の幸はどこだ?旅恒例の地元茶店での情報収集。
30歳代のウエイトレスしかいない。
まずいと思ったら、やはりだった。

「海鮮のおいしい居酒屋はありますか?」

「駅前に“魚民”というおいしい居酒屋がありますよ。」

おいおい、全国チェーンかよ。
やはりインタビューは地元一筋のおばちゃんに限る。
花火階上に向かう途中、小粋な看板の居酒屋がバスから見えたのでそこを探す。
正解!毎年飛び込みの店は外れない。日頃の鍛錬?の賜物か。
いい店には匂いがある。
カンバンと門構えとお品書きからくる匂いだ。
職人親子の料理に舌鼓。伊達オヤジはすでに酔ってて、息子が厨房を仕切る。
明日の旅先を聞く。
「日生(ヒナセ)」と来た。


翌朝、日生到着。複雑な入り江に、あちこちに旅館・ホテル。
期待通りの観光地か。
しかしここもヒトがいない。
前日の居酒屋息子おすすめの店で昼食。
ホテルだが一階が居酒屋になってる。
巨大ないけすは地元の魚介類がたくさん沢山。
ちょっとした水族館。満足だわ~。


夜、割烹屋に入る。
日生もヒトがいないのに店内はいるいる、地元民がたくさんいる。
珍しい地元料理を食す。
にし貝の刺身、雑魚料理のてんこちの煮付け、いしもちの唐揚げ、そしてしゃこ茹
こいつらに地酒は杯がすすむ。
ここも正解!

締めのラーメン屋を探すが、「カキオコ」ののぼりがあちらこちらに。
なんだ?
カキオコ?

真っ暗な路の向こうに1件だけ灯かりの点いたカキオコの店。
入る。
60歳代位の夫婦。親父はテーブル席でテレビを見てる。
エプロン姿のおかあさんに聞けば、カキオコは牡蠣入りお好み焼きのことだった。
こいつで町おこしをしてるらしい(?)。
因みにエビオコもある。海老入りお好み焼きだね。
とりたてて珍しくはないが年中牡蠣(広島産よりかなり小振り)が食べれる(夏は冷凍保存)事を売りにしているようだ。



●この旅の食一覧

ビーフかつ 唐揚げ サンドイッチ ヤリイカ シャコ ハモ柳川 オクラ じゃこ飯 茶そは うどんちらし 上お造り定食
焼穴子握り 海老唐揚げ いしもち唐揚げ てんこち煮付け ニシ貝 ワタリガニ カキオコ エビオコ タコとろろ昆布定食
穴子天ぷら定食 牛タン 牛串カツ 水なす 島らっきょう だし巻き卵

喰った、飲んだ。



ヒナセの雑魚料理いしもち、てんこち、うまし!


ニッセイじゃな~い。


岬には地元の屋台風海鮮市場もある


ヒナセで漁れる四季の魚のメニューが掲げていた


映画のように暗闇にポッカリと小さなカキオコのお店があった


カキオコとエビオコを焼いてもらう


みなさんも一度食してください。


ソフトクリーム×牡蠣、げぇげぇげぇ
  

Posted by 渡邉郁夫 at 12:14Comments(0)

2013年11月28日

人生は冥土の暇つぶし

昨夜、NHK BSドラマ「全身編集長」がおもしろかった。

『週刊プレイボ-イ』を100万部にした伝説の編集長 島地(シマジ)勝彦の物語。

柴田錬三郎、今東光、開高健、瀬戸内寂聴など錚々たる面々をパルプマガジン(低俗雑誌の事ね)である

『週プレ』に起用させた編集者である。

私は『週プレ』の読者ではなかったが、ヒット企画「人生相談コーナー」をまとめた今東光の文庫「極道辻説法」は

私のバイブルでもある。



ドラマだが、シマジに絡む今東光や開高健などの文豪のエピソードが実におかしく描かれ久しぶりに見応えがあった。

地上波では難しいシマジや開高の物語はNHK BSならでは。


所々に実際のシマジ元編集長や寂聴など本人が当時を語り、物語に厚みを持たせている。

印象的だったシーンはシマジが開高を人生相談コーナーの回答者として起用したいと懇願するシーン。

なんと酔ったシマジが開高に接吻するのだが、これってホンマ?

今東光にロマネコンティをおごらせたり(支払額は42万なり)

純文学に戻りたがってる開高をシマジは開高の浮気現場生写真を見せつけ、マスコミ公開を抑えるという“脅迫”で、

人生相談コーナーの継続をさせるなど、文豪を上回る知恵と行動のシマジの策士ぶりはすこぶる楽しさ。


リアル映像では、現在のシマジは事有るごとに今東光の墓参をしていたり、

三越でシマジバーがあり葉巻をくわえながらカクテルを回してるようだ。



おそらく再放送のリクエストが多く寄せられるだろう(年末か?)から、メディア業界の方達はぜひ見てほしい。



シマジが云う

「俺達は雑誌をつくっているのではない。文化をつくっているんだ!」

さらに吼える

「人生は冥土の暇つぶし
だったら最高の暇つぶしをしようじゃないか!」



みなさん、“最高の暇つぶし” 出来てますか?


伝説の編集長 シマジ氏  続きを読む

Posted by 渡邉郁夫 at 16:22Comments(2)カルチャー

2013年11月22日

夢の人 ~ポール・マッカートニーLIVE~

2013年11月11日19時を少し回った頃、彼が姿を見せた

舞台センターに立つ
垂れ目もちろん、頬が少し垂れ気味なのがご愛嬌
“Eight days a week”で夢の時間の始まりだ
1曲目からビートルズナンバーで全開モード
“君といるのなら1週間8日欲しい”? 
いらない、いらない
今この刻が、俺は最高だ


ほぼ原曲に近いアレンジはもちろん大満足
最も驚いたことは、声、声、声
71歳かよ、ほんまに!腹から出てるやン!
大物アーチストの復活ライヴはよく観てきたが、
声が出ない、伸びないこと多々あり
ブランクした大物シンガーのライヴでは、ポールが一番の発声力


開始前、京セラドーム前の観客層はいつものロックコンサートの観客とはあきらかに違う雰囲気だ
ストーンズのときは中年のロックバンドをやってそうな団体メンバーとか
バーのマスター風やら場末のスナックママ風やらほぼ自由業のかたまりだった。
髪型、服装も昔のボロのGージャンやらパンク風やら
バーボン片手に、コンサート前にすでにラリってたり、叫んだり
今回のポールの客層はどこかの上場企業の幹部集会のさま
俺の座席横の中年カップルも実に品がある
女性は胸元いっぱいのユニオンジャック柄のウールのセーターにまっ赤なロングブーツ
相方はツィードジャケットにフェラガモのネッカチーフを巻いているではないか



20曲も歌ったか
中盤、すでに亡くなったジョンのボーカルのマイナーソング“Mr.カイト”や
ジョージの趣味のウクレレでの“サムシング”の弾き語り

ラスト近く、俺が最も期待する『アビーロード』のB面のメドレーが始まると俺のアドレナリンは沸点に
アンコールは2回もあり盛りだくさん
俺のペットボトルのアルコールは空っぽに・・・



伝説の人が目の前にいて唄っているこの現実
見た、聞いた、そして泣いた
なんとも贅沢な夢の一夜であった



左右に大ビジョンに映るポールのギターソロ


11月11日10列11番の座席ナンバー。もう少しでゾロ目だ



  

Posted by 渡邉郁夫 at 17:32Comments(3)音楽

2013年10月15日

じぇじぇのべーぜ

彼女の手作りのジェノベーゼが届いたので、早速作ってみた。

まずはじゃがいものジェノベーゼ和え。


小さくカットしたじゃがいもをレンジする。

ほんわか蒸されたおじゃがにマヨネーズ、粗挽き胡椒少々にジェノベーゼを適量

最後にカリカリに焼いた刻みベーコンを混ぜ合わせ出来上がり。



さてメインのパスタはシンプルにいきたいところだが、

冷蔵庫の野菜も減らしたいのでエビと野菜のジェノベーゼパスタにした。


これにいつもの焼酎かよ・・

ちょっと待て。

この間お店で飲みきれず、持ち帰った赤ワインが冷蔵庫にあるぞ。

この他、豚ロースやチキンのジェノベーゼ焼きも食してみた。

何を浸けてもうましだ!


ひとり、楽しいイタ飯の夜であった。


 
具は先にマヨネのホイル焼きをしたものをからめた


じゃがのジェノベ和え。シンプルにしてうまし


ナスとアスパラとエビのパスタ


これが秘密の素。絶品!



  

Posted by 渡邉郁夫 at 20:18Comments(3)グルメ