2009年01月05日
牛がみっつ~ある俳優の嘆き
友人から新年のあいさつあり。
どなたか、以下の俳優名わかりますか?
(私は阪東妻三郎かと思いますが・・・)
丑年ですね。
木が三つで森。牛が三つで犇(ひし)ですね。人が犇めく。犇と抱きしめる。と使いますね。
あるエキストラ俳優Aさんが、ある日、突然にテレビ時代劇の端役をもらいました。
台詞は、ただ一つ「その子を、犇と抱いてみな」だけです。
Aさんは、「犇」という文字を読めませんでした。
しかし、Aさんは、新人ですので、先輩は、よそよそしくて、尋ねられません。
どうしようかと悩んでいるうちに本番が来てしまいました。
Aさんは、台本のストーリーから「犇」をどう読むのか自分で見当をつけて、本番にのぞみました。
「その子を、ぎゅ(牛)、ぎゅ(牛)、ぎゅっ(牛)と抱いてみな」
Aさんは、その後、昭和を代表する大俳優になったとのことですけど、そのAさんの名前がどうしても思いだせないのです。
Posted by 渡邉郁夫 at 10:50│Comments(1)
│映画
この記事へのコメント
たしか、この話、高校生のころ、枝雀寄席で聞いた気がするのですが、それも定かでありません。
Posted by 友人 at 2009年01月06日 16:22