2011年10月06日
尼崎青年愚連隊 ~一番亭物語2 ミユキちゃんに涙の餃子篇~
大学1回生のある時のこと。
それは衝撃の日曜だった。
俺はいつものようにカウンター内の餃子焼きとラーメンコーナーに陣取っていた。
白衣に前掛け姿、当然クリーニングされているがお腹あたりは油で汚れは落ちていない。
日曜は平日よりも客は多い。
途切れることがなく客は来る。
中丼に焼き飯、中華ランチ、から揚げ、ビール・・・。
夜の八時ごろ、自動でない引き戸のドアから現われたのが、
なんと高校時代の同級生の女の子ミユキちゃんと男性。
男は今でいうところのイケメンだ。
ミユキは高校時代密かに好きだった女の子。
ミユキと男はなんと俺の真ん前のカウンターに座ったから、サー大変。
なんせ俺は女性と付き合った事もない超奥手のドーテー野郎。
しかも注文がギョーザ3人前と来た!
「なんで、ココへ来たん?」と俺
「たまたま彼の車で」とミユキ
~そうかやはりデートなんや!(泣)
俺は小汚い白衣で当時120円のギョーザを焼いてる。
キミは(おそらく)彼氏と日中、宝塚ファミリーランドか万博公園でデートして、
晩めしに街の中華料理屋に行きたかったのか。
しかしなぜこんな郊外の個人店に・・・。
「右の彼はどちらの人?」と俺
「関学の野球部なの」とミユキ
高校時代野球部2年中退で、
年に7回はバッターボックスで打てない夢でうなされる俺に
関学で、野球部。
つまり高校も野球で鳴らしたわけか・・・。
グヤ゛ジー。
いつもは慣れたギョーザをそれはそれは緊張しながら焼いた。
本当は心が黒焦げに焼けてたんや。
トホホ・・・な19歳の秋でした。

それは衝撃の日曜だった。
俺はいつものようにカウンター内の餃子焼きとラーメンコーナーに陣取っていた。
白衣に前掛け姿、当然クリーニングされているがお腹あたりは油で汚れは落ちていない。
日曜は平日よりも客は多い。
途切れることがなく客は来る。
中丼に焼き飯、中華ランチ、から揚げ、ビール・・・。
夜の八時ごろ、自動でない引き戸のドアから現われたのが、
なんと高校時代の同級生の女の子ミユキちゃんと男性。
男は今でいうところのイケメンだ。
ミユキは高校時代密かに好きだった女の子。
ミユキと男はなんと俺の真ん前のカウンターに座ったから、サー大変。
なんせ俺は女性と付き合った事もない超奥手のドーテー野郎。
しかも注文がギョーザ3人前と来た!
「なんで、ココへ来たん?」と俺
「たまたま彼の車で」とミユキ
~そうかやはりデートなんや!(泣)
俺は小汚い白衣で当時120円のギョーザを焼いてる。
キミは(おそらく)彼氏と日中、宝塚ファミリーランドか万博公園でデートして、
晩めしに街の中華料理屋に行きたかったのか。
しかしなぜこんな郊外の個人店に・・・。
「右の彼はどちらの人?」と俺
「関学の野球部なの」とミユキ
高校時代野球部2年中退で、
年に7回はバッターボックスで打てない夢でうなされる俺に
関学で、野球部。
つまり高校も野球で鳴らしたわけか・・・。
グヤ゛ジー。
いつもは慣れたギョーザをそれはそれは緊張しながら焼いた。
本当は心が黒焦げに焼けてたんや。
トホホ・・・な19歳の秋でした。

Posted by 渡邉郁夫 at 20:43│Comments(6)
│語り
この記事へのコメント
ある夜の餃子
ガード下のふと目についた中華料理屋。ビールを飲みに入ってみる。誰も客のいない店内。ひとり調理場にいるおっさんは、アル中。いらっしゃいませの挨拶もない。餃子を注文すると、テレビを見ながら餃子を焼きだした。出てきたのは、真っ黒けの餃子。
「こんなもん食えるか」文句を言うと、おっさんは、テレビを見ながら何も言わずにまた餃子を焼きだした。
「うまそうやな~」テレビのグルメ番組を見ておっさんが言った。店に入ってから初めて耳にするおっさんの声。
2回目の餃子も真っ黒けだった。
ガード下のふと目についた中華料理屋。ビールを飲みに入ってみる。誰も客のいない店内。ひとり調理場にいるおっさんは、アル中。いらっしゃいませの挨拶もない。餃子を注文すると、テレビを見ながら餃子を焼きだした。出てきたのは、真っ黒けの餃子。
「こんなもん食えるか」文句を言うと、おっさんは、テレビを見ながら何も言わずにまた餃子を焼きだした。
「うまそうやな~」テレビのグルメ番組を見ておっさんが言った。店に入ってから初めて耳にするおっさんの声。
2回目の餃子も真っ黒けだった。
Posted by 載菊 at 2011年10月06日 21:21
元関学野球部の同じ年の友達がいます。
先日、居酒屋でふたりで飲んでました。
友達の携帯に連絡が。「よかったらおいでや」ともうひとり合流。
やって来たのは、「えっ!」と声を出しそうになるくらいの美人。26歳、NHKのアナウンサー。
「彼女やねん」元関学野球部の友達がさらりと言いました。そんなんありか!!
グヤジー!!
先日、居酒屋でふたりで飲んでました。
友達の携帯に連絡が。「よかったらおいでや」ともうひとり合流。
やって来たのは、「えっ!」と声を出しそうになるくらいの美人。26歳、NHKのアナウンサー。
「彼女やねん」元関学野球部の友達がさらりと言いました。そんなんありか!!
グヤジー!!
Posted by シンタロウ at 2011年10月07日 07:06
AKB48の人気投票をしたいがために、500万円分のCDを購入したおっさんが、この前TVに出てた。
●一人前500万円をとれる餃子の作り方
①AKB48のお気に入りメンバーに水着でバンザイしてもらいます。
②そのワキ部分に餃子の皮を貼り、具をのせます。
③ワキをしめて餃子を体温計のように挟みます。
④はい、一人前500万円の餃子が完成しました。
●一人前500万円をとれる餃子の作り方
①AKB48のお気に入りメンバーに水着でバンザイしてもらいます。
②そのワキ部分に餃子の皮を貼り、具をのせます。
③ワキをしめて餃子を体温計のように挟みます。
④はい、一人前500万円の餃子が完成しました。
Posted by AKB48カフェ メニュー at 2011年10月07日 11:19
青春やな。
Posted by 火の玉の領五郎 at 2011年10月07日 12:57
”アパートのカギ貸します”のような。
Posted by 火の玉の領五郎 at 2011年10月07日 14:56
青春はただ辛いもの。笑いかけてくれるのは、青春を終えた干からびた大人がお金欲しさに作ったテレビ番組と広告ポスターだけ。
・・・と言ったのは、石川遼です。・・・すみません間違えました。半村良です。
・・・と言ったのは、石川遼です。・・・すみません間違えました。半村良です。
Posted by ジャック・ライム at 2011年10月08日 11:09