奈良井、安曇野、水車小屋 ~黒澤 明を旅する~

渡邉郁夫

2010年05月12日 20:17

今年のGWは快晴で、東京では5日連続晴れは40年ぶりだとか。
そうだ!長野へ避暑しよう!

で、早速向かう。

まず奈良井駅で降りた。
目的は中山道の宿場町。
木曽路の宿場町はなんと十一宿もある。
中山道十一宿のうち北から2番目が奈良井宿。
かつてはにぎやかな旅人衆が行き交った。
その様は「奈良井千軒」と謳われ木曽路一番の賑わいだったようだ。

 映画「用心棒」みたいな宿場町。向こうに見える山が一層ムードを盛り上げる。

 
奈良井は漆器が名産。歴史ある漆器店の入り口に2羽のツバメ。堂々とした態度が店の主みたい。



次は長野だ。

今回の長野は安曇野に行く。
安曇野といえばワサビ。
ワサビは水が綺麗でないと育たない。
安曇野に流れる川は非常に綺麗な川で、
あのクロサワはここの川で「夢」を撮った。
っていうか、水車小屋を作ってしまった!

 黒澤組だから水車小屋の中もマジで作ってるのだろう。

 「赤ひげ」でも薬入れの引き出しの中にも薬粉を入れた。

 薬入れの引き出しを開けるシーンは無いのにだ。

 黒澤組の美術は職人村木与四郎だ。
 村木は昨年10月他界した。
 黒澤や村木もワサビ同様に国の宝ダ!


西堀江研究所補足:黒澤は名作「天国と地獄」でも例の特急電車から身代金を川べりに落とすシーンでも
映像的にとある個人宅が「邪魔ダ!」と家を壊した。恐るべし!


避暑としてすずしいと長野に行ったのだが、この日は気温30.4度。
全国一番の高気温でした。

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